おのストーブ創業のお話(2)

私の薪ストーブへの想いは当時のまま。
工夫を凝らし腕を磨いて、これからも皆さんに喜んでいただける薪ストーブを作っていきます。

友人の助けを得ながら行動開始

早速、薪ストーブを作れる環境作りから行動開始!
高知県の中部、須崎市浦ノ内の山の中に自分で設計した工場を友人の助けを得ながら建てました。

工場完成後は、薪ストーブを CAD で設計し、薪ストーブのプロトタイプを製作、燃焼テストを行って燃焼効率をチェックし、設計図を修正し、また薪ストーブの構造に修正を加える…という流れをひたすら繰り返しました。

目指したのは、薪の種類を選ばない薪ストーブ

私が理想としている薪ストーブは、針葉樹、広葉樹などの薪の種類を選ばず、どんな薪でも燃やせる薪ストーブです。

それは、私の生まれたこの高知と関係があります。高知県は、県土の84%が森林地帯。日本全国47都道府県のうちで、いちばん森林率が高い県なのです。

一般的に薪ストーブの燃料に適しているのはカシ、ナラ、クヌギなどの広葉樹。いわゆる「どんぐりの木」などが適しているとされています。

もちろん高知県でも広葉樹(雑木)もありますが、やはり建築素材として使われる杉やヒノキといった針葉樹を植林した山が多く、そこからは間伐材(手入れで間引かれた木)が多く排出されます。

環境問題が注目され、昨今では間伐材の利活用を考えている企業や団体もたくさんありますが、しかしそれでも、多くの間伐材がそのまま山に放置され、朽ち果てていることも事実です。

高知で薪ストーブをつくるのであれば、間伐材の問題も解決したい。

間伐材を燃料として安心して使える、熱膨張に強い頑丈で伸縮性のある鋼板製の薪ストーブをつくること、私の理想とする「薪の種類を選ばない薪ストーブ」を実現することが、間伐材問題の解決策にもなると考えました。

そして、ただ薪が効率良く燃えるというだけではなく、できるだけ薪がゆっくり長く燃えること、さらには火を落としたあとも暖かさが持続する蓄熱性に優れていること…理想の薪ストーブのイメージはより鮮明になり、"おの式薪ストーブ"の原型ができあがったのです。

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